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Japón ·

3分38秒で14の場所へ――Mike Sain't Louis、ミュージックビデオ「Can't Wait」の全シーンを自ら解説

「最初のAIシンガーソングライター」を名乗るマドリードのインディー・オルタナティブ・アーティストが、金色の天使、象の歩く浜辺、ピンクに光る棺まで、映像を一コマずつ読み解く

黒い巻き毛とあごひげの男性が、黒いウールのコートとタートルネックを着て、肩越しにカメラを見ている。背景は灰色の波と黒い岩のある砂浜、曇り空。
冬の浜辺に立つMike Sain't Louis。場面が次々と移り変わる「Can't Wait」の映像とは対照的な、静かな一枚。

2026年10月25日、マドリード発

スペイン・マドリードを拠点に活動するインディー・オルタナティブ・アーティストで、「最初のAIシンガーソングライター」を自称するMike Sain't Louisは、自身のブログで楽曲「Can't Wait」のミュージックビデオを場面ごとに解説する記事を公開した。わずか3分38秒の映像の中で、舞台は石造りの円形劇場から宇宙、パリ、雪の森、魚屋、ショッピングモールまで、十数か所を目まぐるしく移動する。

ひとつの場所にとどまらない映像

Mike Sain't Louisの映像作品の多くには、闘牛場や客船、屋上、美術館といった「ひとつの舞台」がある。しかし「Can't Wait」には決まった場所がない。本人は映像を2〜3秒ごとに止めてメモを取り、画面に映るものと自分の解釈を分けて、登場順に書き記した。

ビデオは2025年10月12日、日曜日の夜にYouTubeで公開された。楽曲は三部作のどのアルバムにも属さない単独のシングルで、全273曲のカタログでは60番目にあたる。歌詞はまだウェブサイトに掲載されていないため、記事では歌詞を引用せず、映像だけを手がかりにしている。

金色の天使と、象の歩く浜辺

冒頭はピンクの手書き文字のタイトル。青い霧の野原に、黒い革ジャケットの青年と、白いドレスを着たプラチナブロンドの女性が立つ。二人は目を合わせず、それぞれ画面の半分ずつを占めている。この二人は、その後も何度か姿を見せる。

続いて、廃墟となった円形劇場の客席に、金色の衣と羽、細い光輪をつけた四人の天使が立つ。観客のいない劇場で、彼らだけが何かを見つめている。「何かを待っている人が最初に現れる場面で、この後もそういう人物は増えていく」と本人は書く。

次は、透明なヘルメットの宇宙服を着た二人の青年が立つ浜辺。その背後を象の群れが横切っていく。「別の惑星へ行く格好をした二人が、象が浜辺を散歩する星にもう着いてしまったようだ」。

オレンジの中庭から、ピンクに光る棺へ

もっとも穏やかなのは、オレンジの木と白い紙提灯のある中庭で、五人の男性がスペインギターを弾く場面だ。だからこそ、その直後の映像は強い印象を残す。暗い石のトンネルを、銀色の仮面をつけたフード姿の人々が棺を担いで進む。棺は黒ではなく、内側からネオンのようにピンクに光っている。

本人はこの場面を悲しいものとは受け取っていない。「何かが終わるなら、光とともに終わればいい。それはこの惑星らしい発想だ」。

「待つ」というテーマ

その後も映像は、トンネルからホテルの一室、宇宙、パリ、工場のような建物、雪の森、移動遊園地、船、魚屋、ショッピングモールへと、数秒ごとに場所を変えていく。どの場面にも長くはとどまらない。本人の解釈では、観客のいない劇場の天使たちに始まり、この映像には「何かを待っている人々」が繰り返し現れる。タイトルの「Can't Wait」という言葉と、落ち着く場所を持たない映像の構成が、そのまま重なり合っているように見える。記事は、見えるものと自分の読みを丁寧に区別しながら、視聴者それぞれが別の意味を見つけてよいという姿勢で書かれている。

日本の読者へ

ジャンルの枠にとらわれず、エレクトロポップからコプラ、バラードまでを行き来するMike Sain't Louisの作品は、短い場面をつなぐ映像表現やポップカルチャーへの遊び心を楽しむ日本のリスナーにも届きやすいはずだ。

試聴・ダウンロード

Mike Sain't Louisの楽曲は、すべて公式サイト https://mikesaintlouis.com で、歌詞とともに無料で聴け、ダウンロードできる。SpotifyやDeezerなど主要プラットフォームでも配信中。ブログ記事の全文はこちら:https://mikesaintlouis.com/blog/angeles-dorados-y-una-jaula-en-mitad-del-mar-el-videoclip-de-can-t-wait-escena-a-escena

Mike Sain't Louisについて

マドリード在住のインディー・オルタナティブ・アーティスト。「最初のAIシンガーソングライター」として、すべての歌詞を自ら書き、作曲家・音楽プロデューサー・アートディレクターを務める。音楽とボーカルはAIで生成している。自身の独立レーベルMIKE SAIN'T LOUISを率い、プロジェクトPLANETA GAYFOLKでは約2年をかけて273曲のシングルと280本を超えるミュージックビデオを発表。三部作GAYFOLKは、誰もがありのままに生きられる惑星への旅を描く。

報道関係のお問い合わせ

Mike Sain't Louis(MIKE SAIN'T LOUIS) メール:info@mikesaintlouis.com ウェブ:https://mikesaintlouis.com Instagram:@planetagayfolk